リハビリテーション医学
リハビリテーション医学では病気の基礎と障害について学び、リハビリテーションの在り方を理解します。先進的な医療技術を駆使してもなお障害が残る病気や外傷は多くあります。残された障害に対しては細分化された治療医学よりも人間を多面的にとらえる横断的な視点であるリハビリテーション医学が必要となります。
この科目では障害を有しながらもその人らしい充実した社会生活を営めるように援助するリハビリテーションの基本的な知識を身につけることを目的とします。また、リハビリテーションの回復段階について理解し、国際生活機能分類に基づく障害の評価について学びます。
基礎作業学実習
作業療法士の強みは、「作業」を変幻自在に使いこなせることにあります。1年生が学んでいる「基礎作業学実習」では、様々な作業を体験し分析することをテーマに学習しています。写真は授業の1コマで「革細工」をしています。革細工を行う時に
・手のどの筋肉を使うか?(運動機能)
・どのようなことを考え・気をつけながら行うか?(認知機能)
・どんな人との交流が生まれるか?(コミュニケーション機能)
などを分析しています。
このような分析をしておくと、例えば「手の機能を高めたい」と思った時に「革細工を通して高めよう」と作業を治療的に使うことができます。
こんな楽しみながら学べる「作業療法」は、素敵な学問だと思います。
乳幼児作業療法学演習
乳幼児期作業療法学演習は、発達領域の作業療法の主要な対象である脳性麻痺や自閉症スペクトラムなどの発達障害に対する実践的な能力を身につけることを目標としています。発達全般についての基礎知識や、脳性麻痺、発達障害の障害特性について学びます。また、動画などの視聴覚教材を使用した行動評価や動作分析、実技を通して、作業療法の対象となる子どもの運動面・認知面・社会性について理解できる力を身につけていきます。「発達」はとても興味深い現象です。乳幼児期作業療法学演習は「発達って不思議だな、面白いな」と感じられる科目です。
基礎運動学実習
運動学は「解剖学・生理学・物理学等」を機能的に融合させた人間の運動を記述・分析する学問です。また運動学は解剖学・生理学と並んで国家試験でも比重の高い分野でもあります。
【基礎運動学実習】は作業療法学科2年生を対象に開講、前半は「姿勢」「歩行」「多少の物理計算」を学び、後半は「寝返り」「起き上がり」「立ち上がり」など日常生活の根幹をなす基本動作の分析を学びます。動作分析の教材は学生さんの協力を得て、オリジナルの動画を使用しています。写真は「寝返り」動作の分割画像です。
作業療法は更衣やトイレなどの応用動作・適応動作が主対象ですが、その根幹となる基本動作の理解が応用動作・適応動作の理解に不可欠であることは言うまでもありません。
今年度は「起き上がり動作」について小グループ単位で正常動作分析をまとめ、2021年の2月から始まる「臨床実習Ⅱ」に向けて、人間の基本動作の理解を少しでも深めてもらいたいと願っています。
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up date:2021.4.1